Caterpillar Inc.のブランドは、世界中のさまざまな業種とお客様固有のニーズに対応する機械、エンジン、コンポーネント、サービス、ソリューションを提供しています。Caterpillarブランドは、企業全体、そして弊社の従業員を象徴するもので、CAT®ブランドと強く結び付いています。CATは、弊社の製品およびサービスの代表的なブランドであり、独立して所有および運営される世界中のCatディーラネットワークを通じてお客様に提供されます。
象徴的なイエローの機械だけではない多様なブランドポートフォリオで、世界中のお客様固有のニーズに応えます。
現在のブランドがいつCaterpillarファミリーに加わったかをご紹介します。多くのブランドにそれぞれ豊かな歴史があります。
CATブランドは、1950年に初めて製品に登場し、1952年に商標登録されました。CAT機械とエンジンは優れた製品として広く認められ、優れた品質と信頼性で知られています。業界で最も幅広い製品を取り揃えており、テクノロジ製品や、レンタルおよび融資などの各種サービスも用意されています。
1965年、CaterpillarはTowmotor社を買収し、Cat® Lift Trucksを設立しました。1992年にはCaterpillarと日本を拠点とする三菱重工業が合弁会社のMitsubishi Caterpillar Forklift America Inc.(MCFA)を設立し、フォークリフトの生産と販売を開始しました。Cat Lift Trucksは、最も過酷な用途にも応える革新的なマテリアルハンドリングソリューションを提供します。現在、フォークリフトのラインナップには、電動カウンタバランスタイプから内燃(IC、Internal Combustion)式クッション/空気タイヤ搭載タイプまで揃っています。
1973年に、アイオワ州ベッテンドーフでCaterpillar初の再生工場が生産を開始しました。Caterpillarの再生ブランドでは、幅広いポートフォリオの交換部品がCatディーラを通じて入手可能であり、新品同様の性能と耐久性を備えた部品を、新品の同等製品に比べて低い価格で購入できます。
1981年、Caterpillarは子会社としてCaterpillar Leasing Companyを設立し、1983年、同社はCaterpillar Financial Services Corporation(Cat Financial)に改称されました。Cat Financialのリテールおよびホールセールファイナンスソリューションと延長保証サービスは、CAT機械およびエンジン、Solar®ガスタービンなどの機械、船舶のお客様とディーラがご利用いただけます。
Solar Turbinesは1927年、Prudden-San Diego Airplane Companyとして設立されました。同社はガスタービンが将来の主要動力源になることを確信し、小型タービンの開発に多大な投資をしました。同社は1960年前半にInternational Harvester Companyに買収され、1981年、CaterpillarがSolar Turbines Internationalを買収しました。現在、Solar Turbinesは、産業用ガスタービンを陸上および洋上発電装置、船舶用推進装置、天然ガスと石油の生産、処理、輸送用に設計、製造しています。
1984年、インドのカルカッタを拠点にするHindustan Motors Ltd.が、ブルドーザ、ホイールローダ、ダンプトラックを含む特定のCaterpillar建設機械モデルのライセンス製造を開始することが発表されました。Hindustanは30年以上にわたり、手頃な価格で高品質、即戦力として使える小型ホイールローダ製品とコンポーネントをインド市場に供給しており、信頼性、使いやすさ、メンテナンス性に優れているほか、迅速なサポート体制を特長としています。
Olympianブランドは、主要電力または待機電力用のガスおよびディーゼル燃料の発電装置とアフターマーケット部品を提供しています。
1938年まで遡る歴史を持つAnchorブランドは、OEMおよび一般ビジネス市場セグメント向けの高品質な油圧ホース、鋼製カップリング、一体型アセンブリで評価されています。ホースとカップリングは、あらゆるCaterpillar製品の動作に不可欠な部品です。
50年以上の歴史があるFG Wilsonの製品ラインは、家庭用のすぐに使える小型発電機から、国内送電網に供給可能なリモート監視機能を備えた大規模発電システムまで揃っています。Caterpillarは北アイルランドのラーンを拠点とするF.G. Wilsonの権利の49 %を1996年に買い取り、残りの51 %を1999年に取得しました。
150年以上もの歴史を持つMaKは、中速度の推進装置市場で最高レベルのエンジンブランドです。製品ラインは、船舶用ディーゼル、ガス、燃料2系統エンジンを取り揃え、海洋向けのさまざまな用途に用いられています。MaKの製品ラインは大型ディーゼルエンジンに最先端のテクノロジを取り入れており、Caterpillarのディーゼルエンジンポートフォリオにおけるハイエンドの位置を占めるのは自然な成行きでした。
Turner Powertrain Systemsは1859年より、顧客のニーズに応える性能、機能、信頼性を備えるトランスミッションの開発を手がけてきました。バックホー、ホイールローダ、テレハンドラ向けのトランスミッションの開発および製造で世界の市場をリードするブランドです。
AsiaTrakは、Caterpillarおよび外部OEM向けに油圧ショベルおよびブルドーザ用の高品質の足回り部品を製造している大手メーカーです。
1998年、Cat Rental Storeは、1日や1時間といった、装置の短期レンタルサービスの提供を開始しました。CatディーラはCat Rental Storesを3つの大陸で展開し、新たな顧客に弊社の新しい小型機械やワークツールを使用する機会を提供しています。現在、Cat® Rental Storeはそのネットワークを通じて、世界最大級のラインアップを誇る建設機械レンタルを展開しています。CAT製の土木建設機械、油圧ショベル、スキッドステアローダ、バックホー、フィニッシャ、コンパクタ、ワークツール、発電機はもちろんのこと、70を超える他のトップブランド機械も取り扱っています。
1998年、CaterpillarはPerkinsを買収し、Perkins Engines Company Limitedに改称しました。同社は英国ピーターバラを拠点にしています。Caterpillarはこの買収により、ディーゼルおよびガスレシプロエンジンのフルラインナップメーカーとして世界における地位を向上しました。1932年まで遡る歴史を持つPerkinsは、世界をリードするディーゼル/ガスエンジンメーカーです。お客様の細かな要件に応える、信頼性の高い革新的な電源ソリューションを幅広く提供しています。
SEMブランドのホイールローダ、ソイルコンパクタ、モータグレーダ、ブルドーザは、60年以上にわたり、中国をはじめとする販売市場での顧客ニーズをターゲットとしており、各地域で産業要件以上の高品質、高信頼性を実現しています。
Progress Railは1983年以来、世界の鉄道業界のお客様に鉄道車両とインフラストラクチャソリューションおよび技術を提供する総合的かつ多角的な企業です。
Hypacブランドは、大規模なマイニングのお客様とCat®ディーラに、既存のブランドでは入手困難な部品を提供するとともに、競争力のある部品を提供することで、サービス拡大の機会を提供しています。
1871年まで遡る歴史を持つMWMは、ドイツのマンハイムを拠点に、持続可能なガスエンジンと発電装置を開発、製造しています。現在は、Caterpillar Energy SolutionsがMWMブランドの製品を開発、製造しており、ガスエンジンおよび発電装置、分散型発電所、コージェネレーション施設、CHPプラント、ガス用途製品、コジェネレーション、トリジェネレーションを提供しています。
1999年に設立されたM2M Data Corporationが開発した幅広いサービスとハードウェアを連携することで、機器データのリモートステータスをモニタリングし、装置のシャットダウンなどのステータス変更をリアルタイムで通知することができます。
1965年に設立されたKemper Valve & Fittings Corp.は、石油およびガスサービス向けのブレーカユニオンの製造で北米市場をリードしているブランドです。
SPM Oil & Gasは、アップストリーム、製造、輸送、精錬および関連業種のお客様に、優れた製品およびサービスソリューションを提供しています。