「Old Betsy」エンジン

 

1930年

大恐慌の間、お客様は信頼性が高く、コスト効率に優れた製品を必死に求めていました。Caterpillarは、ディーゼルエンジンがガスエンジンに比べて(燃料消費量が半分でありながら)より強力であることを知り、「Old Betsy」を開発しました。この試作機は、当社初のディーゼルエンジンであるD9900につながります。それから2、3年以内に、Caterpillarは世界最大のディーゼルエンジンメーカーの1つになりました。

4気筒エンジンであるOld Betsyは、毎分700回転で86.8馬力(65 kW)を発生させました。

ディーゼルエンジンは低回転域で大きなトルクを生み出すことができるため、Old Betsyの燃料消費量は、ガスエンジンに比べてごくわずかです。

/
/

Old Betsyの設計は時代を大きく先取りしていたため、1933年に生産が終了してから40年後、1973年の排出ガス試験にこのエンジンは合格しました。