サスティナビリティ

Caterpillarでは、サスティナビリティに長年取り組んでいます。サスティナビリティは、5つある「行動に示す私たちの価値基準」のうちの1つであり、重点戦略分野として定められています。Caterpillarは、温室効果ガスの排出を削減し、効率と生産性を向上させ、柔軟にエネルギーを提供できる多様なサービス、製品、ソリューションのポートフォリオを取り揃えているという点で、これまで以上にお客様から信頼をいただいています。

信頼のおけるパワー
信頼のおけるパワー

影響力の物語

/

Svitzer社は、世界中に460隻以上の曳船を保有し、30か国以上で事業を展開しています。

課題

Caterpillarのお客様であるSvitzer社は世界最大の曳船運航会社です。同社は、そのEcoTowプログラムを通じて、サスティナビリティと燃料柔軟性のソリューションを導入するために人間の行動、機器、燃料の3つの側面からのアプローチを実施しています。

バイオ燃料だけを動力源とする船による運航の実現可能性を測定するために、Svitzer社とCaterpillarは共同で2つのEcoTowパイロットを実施しました。目標は、パイロットプログラムから得た成果をすべての曳船に導入することです。 

/

CAT® 3516Cエンジンの性能を詳細に監視しました。

イノベーション

Caterpillarは10年以上の間、バイオ燃料の利用を開発しています。2021年に英国で実施したパイロットでは、それぞれに2台のCAT® 3516Cメインエンジンと2台のC4.4補助エンジンを備えた5隻の曳船を試験に使用しました。10台のエンジンはすべて100 %の水素化植物油(HVO、Hydrogenated Vegetable Oil)を使用して稼働させました。 

Svitzer社とCaterpillarは、燃料品質、負荷への応答性、エンジンの状態などの性能を監視しました。Caterpillarは、異常摩耗を特定して対処するためのメンテナンスに関する特別な推奨事項とガイドラインも提供しました。

 

/

Caterpillarの製品とサービスの組み合わせは、パイロットプログラムの成功に不可欠でした。

影響

その後、Svitzer社は、HVOの使用を英国中のすべての曳船に拡大し、オランダで2回目のEcoTowパイロットを実施することになりました。そこでは、同じCATエンジンで動作する2隻の曳船を、別のバイオ燃料である100 %の脂肪酸メチルエステル(FAME、Fatty Acid Methyl Ester)を使用して運航しています。

Caterpillarの支援を受け、Svitzer社はFAMEとHVOの品質と性能を比較できます。このようなコラボレーションを通じて、当社のお客様は燃料柔軟性ソリューションを大規模に導入でき、それが業界におけるバイオ燃料導入の拡大につながります。

「2023年に当社のサスティナビリティの取り組みを進展させた
グローバルチームの仕事を誇りに思います。CAT®ディーラネットワークと協力しながら、当社は
お客様がより良い、より持続可能な世界を構築するためのお手伝いをしています。」

 

会長兼CEO、Jim Umpleby、2023 Caterpillarサスティナビリティレポート

 

知っていましたか

1930年代に、Caterpillarは、機能機器を交換することなくガス駆動トラクタをディーゼル駆動に変換する、お客様向けキットを開発しました。

Caterpillar 60
Caterpillar 60

知っていましたか

2030年サスティナビリティ目標には、すべての新製品を前世代よりも持続可能にすることが含まれています。

油圧ショベル
油圧ショベル