Caterpillarが2014年第1四半期決算を発表

2014年4月24日

Caterpillar
2014年第1四半期決算リリース(要約)
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Caterpillarが2014年第1四半期決算を発表
1株当たり利益は従来予測を上回る、通年利益予測を引き上げ

 

(イリノイ州ピオリア発)- Caterpillar Inc. (NYSE: CAT) は4月24日、2014年第1四半期の1株当たり利益が1.44ドルとなり、前年同期の1.31ドルを上回ったと発表しました。2014年第1四半期の値には、すでに発表済みの事業再構築関連費用に関する1株当たり0.17ドルのマイナス影響が織り込まれています。事業再構築関連費用を除いた1株当たり利益は1.61ドルです。2014年第1四半期の売上高は132億4,100万ドルで、前年同期の132億1,000万ドルからほぼ横ばいとなりました。

CaterpillarのDoug Oberhelman(オーバーヘルマン)会長兼CEOは、「現在の事業環境や経済を取り巻く不透明な状況およびマイニング事業の継続的な低迷を考慮すると、第1四半期の業績には概ね満足しています。経済状況をコントロールすることはできないため、私たちにできることを集中して行ってきました。コスト削減、キャッシュフローの改善、リーン体質への移行などの取組みを通じてお客様に提供する価値を高めてきました。こうした積み重ねの結果が第1四半期の業績、そして多くの当社製品が市場でのポジションを高めつつある結果に表れていると考えています」と述べました。

同会長兼CEOはまた、「第1四半期の結果は、私たちの事業が幅広い業界および地域に展開されていることを反映しています。この多様性によりマイニング事業の落ち込みをカバーすることができています。エネルギー&トランスポーテーション事業および建設機械事業が、当初の予想を超えて、良い業績を達成しています」とも述べています。

 

2014年の見通し

2014年の売上高は560億ドルからプラスマイナス5%程度の幅と従来の予測と変わりありません。しかし、マクロ経済や各地の政治情勢などの不確実性が、世界GDPの成長に歯止めをかけ、当社製品の2014年売上に影響を及ぼす可能性もあります。こうした可能性は憂慮すべきことであり、状況を注視するとともに必要に応じて対策を講じていきます。なお2014年売上高については従来見通しを維持する一方、通年利益予測については1株当たり0.25ドル引き上げました。

2014年の利益見通しをより正確にご理解いただくために、予測される事業再構築関連費用を含む場合と含まない場合の見通しをお伝えします。事業再構築関連費用は1株当たり約0.55ドルを見込んでいます。売上高が560億ドルとすると、1株当たり0.55ドルの事業再構築関連費用込みの場合で2014年の修正後利益見通しは、1株当たり5.55ドルとなり、1株当たり5.30ドルとしていた従来見通しから改善しています。事業再構築関連費用を含まない場合の修正後利益見通しは1株当たり6.10ドルで、これも従来の1株当たり5.85ドルからの改善となります。

2014年全体の売上高の見通しは従来と変わらないものの、事業別にみると建設機械事業の見通しを上方修正する一方、マイニング事業については下方修正しています。建設機械事業の2014年売上高は前年比で10%程度の増加を見込んでいます(従来見通しでは5%の増加)。エネルギー&トランスポーテーション事業については前年比で5%程度の増加を見込んでいますが、これは従来の見通しから変わりありません。マイニング事業の売上については、年内に経済が好転し採掘量も強含みが続くという明るい見通しもあるものの、従来見通しを下方修正しています。現時点でのマイニング事業の売上は、前年比で20%程度落ち込むものと予測しています(従来見通しでは10%の減少)。この下方修正は、マイニング製品の受注低迷が続いていることに基づきます。いずれかの時点で上向きに転じると予測してはいますが、2014年中というタイミングで、マイニング事業の売上が好転する可能性は低いと思われます。マイニング事業の売上に関する短期的な落ち込みが続く可能性を通年見通しに織り込む一方で、マイニング事業の長期的展望については依然前向きに捉えています。

Oberhelman会長兼CEOは、「利益見通しの修正は第1四半期の手堅い業績の結果ですが、その一方で多くの事業分野で当社が直面している不確実性および政治情勢が世界GDPの成長にマイナスに働くリスクが存在するという事実についても、認識しています。中国は、潜在的なリスクと不確実性に同時に直面している一例です。数週間前に中国を訪問しましたが、国内の建設業界が明らかに困難な状況にあることを認識しました。ただ、その中で当社が競合他社と比べて良い結果を残していることは喜ぶべきことでした。中国への投資を継続するCatディーラ、サプライヤとともにCaterpillarのビジネスモデルの展開を推進している状況については、前向きな印象で中国を後にしました。ただ同時に、中国の指導者層は現在、社会の安定を維持しつつ、世界第2位の規模となった自国の経済をもっと長期的かつ持続可能な成長モデルに発展させようとする取り組みの最中にあります。この動きは世界経済にとってのリスクもはらむ壮大な事業です」と述べています。

同会長兼CEOはまた、「加えて、ウクライナ-ロシア情勢についても非常に憂慮しています。平和的な解決を望んでいますが、状況がさらに悪化すれば、世界の景況感に影を落とし、貿易や世界GDPの成長に水を差しかねません。世界経済は依然不安定であり、それゆえにわずかな妨げがグローバル経済全体の回復への大きな下振れリスクとなる可能性があるからです」とも述べました。

さらに同会長兼CEOは、「最近、米国の建設業界のお客様や米国内のCatディーラから、新プロジェクトについての前向きな話や、楽観を根拠づける話を数多く伺っています。非常に励まされるものの、改善の余地はまだあると思います。米国の建設業界は依然として2006年のピーク時には程遠い状況にあり、そしてインフラ改善への強いニーズもあります」と述べました。

同会長兼CEOは続けて、「グローバル経済のわずかな改善により、建設機械事業については前年比で増収増益、そしてエネルギー&トランスポーテーションにおいても手堅い年になると見込んでいます。しかし、マイニング事業については、引き続き非常に厳しい一年になるでしょう。事実、現時点での見通しには、大型マイニングトラックの売上は2012年のピーク時から約80%の下落という予測が織り込まれています」と述べました。

※   リリース本紙(英文)は、Caterpillarホームページからご確認いただけます。http://www.caterpillar.com/