Caterpillarの第3四半期業績は改善 1株当たり利益の通年予測を引き上げ

2014年10月23日


Caterpillar
2014年第3四半期決算リリース(要約)
即時リリース用

Caterpillarの第3四半期業績は改善
1株当たり利益の通年予測を引き上げ

(イリノイ州ピオリア発)- Caterpillar Inc. (NYSE: CAT) は本日、2014年第3四半期の1株当たり利益は1.63ドルとなり、前年同期の1.45ドルを上回ったと発表しました。2014年第3四半期の数字にはすでに発表済みの事業再構築にかかる1株当たり0.09ドルのマイナス影響が織り込まれています。事業再構築関連費用を除いた2014年第3四半期の1株当たり利益は1.72ドルです。2014年第3四半期の売上高は135億4,900万ドルで、前年同期の134億2,300万ドルから増加となりました。

CaterpillarのDoug Oberhelman(オーバーヘルマン)会長兼CEOは、「世界経済の成長が予想を下回るペースにとどまっていることを考慮すると、今四半期の利益改善には満足しています。今期も自分たちがコントロールできること—コスト管理と戦略に基づくオペレーション実行に集中してきました。リーン生産への取組みも続けており、安全、品質、効率、在庫回転にフォーカスしています。取組みは進展しており、業績にも結果が反映され始めています。経済の回復が弱含みの環境下では、事業の多様化とオペレーションのパフォーマンス強化が業績と競争力を改善するための鍵となっています。世界の幅広い地域で事業を展開し、各地に生産拠点を持っていることで、通貨の変動による影響もある程度抑えることができています。実際、今四半期の為替影響はプラスでした」と述べています。

同会長兼CEOはさらに、「利益の改善に加え、当社のバランスシートは強固であり、年初来の9カ月間のキャッシュフローも順調でした。今年はこれまでに、42億ドル相当の自社株買い、四半期配当の17%引き上げを通して、株主への還元も行ってきました」とも述べました。

同会長兼CEOは加えて、「これまでオペレーションのパフォーマンス改善に集中してきたことで、世界中でさらなる経済成長が見られれば、より優れた業績を達成できる態勢ができていると確信しています」とも述べました。

2014年見通し
現時点での2014年売上高は、従来の予想幅540-560億ドルの中央値である550億ドルと予測しています。この予想幅の中央値に変更はありませんが、通年での1株当たり利益の見通しは引き上げています。

2014年通年での利益見通しをより明確にご理解いただくために、予測される事業再構築関連費用を含む場合と含まない場合、両方の見通しをお知らせします。2014年の売上高が550億ドルであるとすると、修正後の1株当たり利益は6.00ドル、4億5千万ドルの事業再構築関連費用を除いた場合の修正後利益見通しは1株当たり6.50ドルとなります。これは、売上高が予測幅540-560億ドルの中央値であった場合で1株当たり5.75ドル、4億ドルの事業再構築関連費用を除いた場合は6.20ドルという従来見通しからからの改善となります。

Oberhelman会長兼CEOは、「1月に2014年の通年利益見通しを初めて発表した際の数字は、事業再構築関連費用を除いた場合で1株当たり5.85ドルでしたが、現在の値は事業再構築関連費用を除いた場合で1株当たり6.50ドルであり、これは大きな改善です。売上高がほぼ横ばいの状況が続く中でも1株当たり利益が伸び続けているという事実は、当社の多様化した事業ポートフォリオ、徹底したコスト管理、戦略に基づくオペレーション実行が成功している証です。現在の経済環境の中で当社従業員が成し遂げてくれた成果を誇りに思っています。当社が誇るチームは世界中で活躍していますが、このような不安定な時期にはそうした人材が会社にとってとりわけ重要です。2014年最後の四半期に入るにあたり、これまでの取り組み、すなわち戦略実行、オペレーションのパフォーマンス、コスト管理、キャッシュフロー、健全なバランスシート、マーケットポジションの向上などを、さらに強めていきたいと思います」と述べています。

2015年の仮見通し
経済的観点からは、2015年には世界経済が好転する合理的な可能性があると予想しています。先進各国では、成長重視の金融政策が緩やかな経済回復を引き続き支えることになるでしょう。さらに、米国、インド、トルコなど一部の国ではインフラへの投資が拡大する可能性があると見ています。

2013年には一部の発展途上国で政府がインフレ抑制や通貨防衛のために金利引き上げや流動性規制を行い、こうした政策が2014年の低成長を招いています。最近では多くの発展途上国で金利が安定してきており、2014年の第3四半期中には初めての金融緩和策が実行されています。

グローバル経済の改善状況に対しては慎重ながらも楽観的な見通しがありますが、大きなリスクと不安定さは依然として残り、2015年の成長を阻害する可能性もあります。複数の地域では政治的対立や社会不安が経済活動への妨げとなっており、これは特に独立国家共同体(CIS)諸国、アフリカ、中東地域で顕著となっています。中国政府が構造改革を進める動きは経済成長を鈍化させていますし、米国の財政金融政策に基づくアクションの方向性とタイミングが測りきれない状態が続いていることも景況感の悪化につながりかねません。結果として当社の2015年業績見通しも、売上高は2014年比で横ばいか微増にとどまっています。

Oberhelman会長兼CEOは、「現時点では、2015年売上高については2014年と大きく変わらないと見ています。受注残は第3四半期で微増し、昨年のこの時点と比べても若干高くなっています。2015年に経済状況が好転してくれることを願っていますが、不安定要素やリスクについては常に警戒しています。オペレーションのパフォーマンス改善を継続してきたことで、経済の勢いにさらに明るい兆しが見えた際には即座に反応し、お客様や株主にさらに優れた成果をお届けできるような態勢が整っていると自負しています」と述べました。

※ リリース本紙(英文)は、Caterpillarホームページからご確認いただけます。http://www.caterpillar.com/