最終更新日: 2020年4月23日
新型コロナウイルス感染症のパンデミックをめぐる状況は急速に変化しています。Caterpillarは、自社のチームやその担当コミュニティの安全、健康、福祉に対する取り組みや貢献を依然として精力的に行っています。この未曾有の時期においても、多くの政府が、当社をはじめとする事業を重要なインフラストラクチャにとって不可欠な活動であると分類しています。Caterpillar製機械、エンジン、部品を使用して、病院、食料品店、データセンターへの予備電源の供給、食品や重要な物品のトラック、鉄道、船舶での輸送、エネルギープロバイダにとって不可欠なコモディティの採掘や燃料の抽出が行われています。Caterpillarは、困難な時期に業務を遂行するうえで必要な製品やサービスをお客様が滞りなく利用できるようにサポートを続けています。
Caterpillarは、自社の従業員を保護しながら、各従業員が世界中のニーズに引き続き応えられるように、適切な予防措置を講じ、安全対策を実施していきます。共同で利用するエリアに特別な注意を払いながら、施設を清掃、殺菌する頻度を増やし、ソーシャルディスタンスを保つ慣行に従うほか、特定の規制要件や保健機関からの指導に合わせた他の方策も実施していきます。
当社従業員の直接的な努力に加え、Caterpillar Foundationは1,000万ドルを拠出し、新型コロナウイルス感染症に関する世界中の対応活動を直接サポートするとともに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた団体を支援しています。この資金拠出の趣旨は、国連財団、世界保健機関の連帯対応基金と協同して、世界の最も切迫したニーズを支援しグローバルなインパクトを与えることです。同時に、当社は地域のコミュニティを支援していきます。各施設を通じて、地域の慈善事業に寄付を行い、何百万食もの食事支援など、拠点地域に最大のインパクトを生み出せるよう取り組みます。
さらに、Capterpillar Foundationは、複数の組織と協同して、病院、医療スタッフ、患者にリソースを提供するほか、学校の閉鎖により影響を受けた子供たちに、オンラインを通じたSTEM教育、コーディング教育を提供しています。また、Capterpillar Foundationは、既存の米国マッチングギフトプログラムを拡大し、従業員や退職者から寄せられた寄付に対して2:1の上乗せをしたうえで、資格のある非営利団体に寄付を行っています。従業員と退職者から驚くほど多くの寄付が寄せられたことを受け、Capterpillar Foundationは当初のマッチングギフトの上限である100万ドルを合計250万ドルに引き上げました。マッチングギフトプログラムのギフトは、フードバンクから病院、教育機関、国際開発組織などへの提供を通じて、従業員が生活し働くコミュニティに変化をもたらし、このコロナ禍での安全と安心感の維持に役立っています。
今後、当社は状況の綿密な監視を継続し、緊急性をもって対処していきます。Caterpillarは、100年近くにもおよぶ歴史のなかで、さまざまな困難に直面し、それを克服してきました。この前例のない時期において、世界中の献身的な従業員やディーラが継続して最善を尽くし、お客様に、そして国際社会のニーズに貢献していきます。
不可欠なインフラストラクチャに関する世界中のニーズに応えるために生産や流通を維持している従業員、当社の施設や同僚の安全性を維持している従業員、お客様をサポートするために業務に継続して当たっている従業員、仕事や生活の本拠となる地域の重要なニーズに地域の慈善団体が奉仕できるように支援している従業員など、コミュニティをサポートする業務に従事しているすべての従業員に対し、感謝の意を表します。
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行下で、業務も一変していることと思います。新型コロナウイルス感染症リソースセンターでは、ディーラ情報、カスタマーサポート情報、金融支援、オンラインツールなどのリソースを提供しています。
世界中のCaterpillar従業員に感謝の意を表します。皆さんのおかげで、この世界的大流行と戦うために不可欠なインフラストラクチャをお客様が提供し続けることができています。
Jim Umpleby
会長兼CEO